飛行機が遅延で乗り継げないときの航空会社の対応(ANAの場合)‐イギリスから日本へ一時帰国‐
帰国当日、
イギリス → ベルギー(ブリュッセル)→ 日本(成田→伊丹)
のルートで帰る予定でした...
でも、乗り継ぎ失敗というハプニングから
イギリス → ベルギー(ブリュッセル)→ ドイツ(フランクフルト)→ 日本(関空)
に急遽ルートが変わりました。(詳しい旅程はこちら)
今回の失敗の要因、それは...
ブリュッセル空港での乗り継ぎ時間が50分と短かったこと。
チケットの検索時にでてきたルートなので大丈夫かなと安易に考えていた私に災難はやってきました。
皆さんに、私のような乗り継ぎ失敗のハラハラ体験がないことを願って、今回の経験をまとめました。
ヒースロー空港でハラハラドキドキ
当日、ヒースロー空港に到着して荷物を預け、
気付きました。搭乗ゲートがまだ分からない...
16:30頃、とりあえず手荷物検査を済ませて中に入り、電光掲示板を確認。「Gate shown 17:05」という表示。ゲートは直前に分かるのかな?と、このときはまだ気軽に考えて免税店を散策。
でも、出発の時間は刻刻と近づいてきます。
17:05過ぎ、電光掲示板は「Please wait」の表示に。遅延が分かっている場合、「Delayed to 19:00」のように表示されているものもあるのですが、「Please wait」のみで余計に不安に...
さすがに焦ってきた私。ブリュッセル空港への到着が遅れたら、日本に行く飛行機に乗れない⁉ インターネットで遅延時の補償などを調べ始めました。
でも、出発の時間が過ぎても電光掲示板は「Please wait」のまま。
調べたところ、このブリュッセル行きの便は、ここ数日毎日遅れているよう...
ブリュッセルで次の飛行機に乗り継げるか、かなりドキドキしてきました。
そして、定刻の17:50を過ぎても「Please wait」のままの表示。
と思ったら、17:52、ようやくゲートが表示されました!遅延で、18:30に出発とのことです。
乗り継ぎ時間が50分しかないのに、40分も遅延...
でも、次に乗り継ぐANA便もここ数日は遅れて出発しているようだったので、不安を抱えつつ飛行機に乗り込み、ヒースロー空港から出発しました。
結局、飛行機が飛び立ったのは定刻から遅れること1時間後でした。
ブリュッセル空港で待ち構えていた試練
そして、やっとブリュッセル空港に到着。ブリュッセルから東京に行くANA便が待ってくれていることを願ったのですが...
着陸すると、こんな機内アナウンスが...
「20:50発のANA便に乗り継ぐ人は、飛行機を降りたら待っているスタッフに声をかけてください」
アナウンスは英語なのであまり理解できなかったのですが、もうANA便は行ってしまったことを悟りました。
そして、飛行機を降りると「ANA」と記載があるカードを持ったスタッフさんが待ってくれていました。何人も私と同じように乗り継げなかった仲間がいるのかな?と思ったら、私を含めて2人しかいません。そりゃ、ANAも待たずに時間がきたら飛び立つよね...と納得した瞬間。
そして、スタッフさんから下記を伝えられました(英語)。
・乗り継ぐ飛行機は出発してしまった
・明日の便に振り替えるから、それに乗ってほしい(伊丹空港に到着予定でしたが、関西空港に到着する便になりました。目的地はちょっと違うけど関西に到着するからいいよね?という感じ^^;)
・今日はブリュッセル空港の近くのホテルを用意しているので、そこに泊まってほしい
・預け荷物は今夜必要か?空港に預けたままにするか?(空港に預けたままでロストするのも嫌ですし、ホテルで必要なものも入っているので、預け荷物は一度返してほしいと伝えました。)
乗り継げなかっただけでもプチパニックだったのですが、英語が苦手な私は、さらに理解に苦戦しました><
実は、この帰国の前にオンラインのDMM英会話で「旅行と文化」という教材で外国人講師の方と「フライトや空港で使う単語やフレーズ」を何回かレッスンしていました。実際の会話で、何となくレッスンで聞いたことがあるという単語は聞き取れたりしたので、少しでもレッスンを受けていて良かったと思いました。
↓↓教材は誰でも見れるので、ご興味がある方は下記のHPで確認してみてください↓↓
それから、明日の飛行機のチケットと荷物を受け取り、ホテルに行くために入国審査へ。まさか、ブリュッセルで入国審査を受けるとは...
そして、スタッフさんがホテルに行くシャトルバス乗り場まで送ってくれましたが、あっという間のできごとで何がなんだか分からないままシャトルバスに乗り込みました。
想像以上に快適だったホテル
スタッフさんがいなくなった後は、もう一人同じ境遇の方(シンガポール人)に助けて頂きながら、なんとかホテルにチェックイン。
12月だったため、ロビーはクリスマスの雰囲気
このホテルは航空会社御用達⁉なのか、ロビーには他の便で乗り継げなかったお客さんもたくさんいました。「一日に、こんなに乗り継げない人がいるんだ」と知らなかった世界を見た気分。
ホテルのロビーでは、下記のやり取りが。(ここでも英語...)
・夕食と朝食は無料で食べられる
・ホテルから空港へのシャトルバスが無料で利用できるが、明日は何時の便に乗るか?
ようやくチェックインが終わり、部屋に入れたのは22時頃でした。
でも、お部屋はとってもキレイで広かったです!(一人なのにツイン♪)
夜も遅かったですが、お腹も空いていたのでホテルのレストランへ。バイキング形式でした。
ホテルは空港の近くで繁華街もないため、ホテルで食べられるのは助かりました
そして、ゆっくりしようとしたところ、ふと気づきました!
「明日の飛行機の座席はどうなっているんだろう...」
長距離の一人旅なので、予定の便の座席は通路側を予約していました。でも、インターネットサイトで新たな便の座席を確認(予約番号を入れたら確認できました)したところ、通路側と窓側に挟まれた真ん中の席に...これは変更したい‼
ということで、何とか空いている席を探し、変更できました。窓側の席になってしまったため、トイレに行きにくいのが不安ですが...
やっと用事が終わり、携帯を充電しながら寝ようと思ったときに問題が発生。
充電器はあるけど、プラグの変換器がない…ベルギーで1泊することになると思っていなかったのでベルギーで使えるCタイプのものは持ってきていませんでした。
USB接続で充電できるホテルも多いですが、今回のホテルは見当たらない...
死活問題なので必死に探したところ、テレビにUSB接続で充電ケーブルを繋いだら充電できました。でも、テレビがついているときしか充電できないため不便でした...
変換プラグは、いつも目的地のプラグに合う形のものを購入していました。
でも、こういうときに備えて、幅広く対応できるものを買っておいて持ち歩けば良かったと思いました。(毎回、旅行に行く国で使える変換プラグを購入していたら結構な量になってしまい、保管場所に少し困っています…)
これだと、一つ持っていたら、だいたいの国で使えて良かったなと…
そして翌朝、無料の朝食(バイキング形式)をいただいて、シャトルバスで空港に向かいました。
シャトルバスはホテルの前から出発
今回のハプニングで学んだこと
まとめると、遅延で乗り継ぎできなかったことに対し、今回は利用航空会社が下記の対応をしてくれました。
・振り替え便を用意(基本的には「出発空港から到着空港まで旅客を運ぶこと」が航空会社と旅客の契約なので、これはどの航空会社も行ってくれると思います。もしくは振替が難しい場合は返金ということもあると思います。)
・振替によって必要が生じた宿泊ホテルや食事を用意(これは、航空会社によって補償してくれるか対応が分かれるようです。)
飛行機の場合、天候不良や機材の不備などで遅延や欠航になる確率は、他の交通手段に比べて高いのではないかなと思います。出発空港が混雑しているので遅延という経験も何回かあります。
そのため、今回の経験から、長距離で乗り継ぎ便を利用する場合は乗り継ぎ時間に余裕を持ったほうがいいと学びました。
今回は目的地に到着してすぐのイベントや用事がなかったので良かったのですが、遅延で出社できない、顧客との約束を守れなかった、ライブや結婚式などのイベントに参加できなかったという場合は大事ですよね…
これからは、できる限り余裕を持った旅程を組むようにしようと思いました!