決断のとき 家族をとるか、仕事をとるか ~別居から休職までの道のり~
夫の海外赴任が決まったとき、働いている私がまず直面した問題、
それは「一緒に行くか」「日本に残るか」でした。
夫の赴任期間は2年。
結論から言うと、私は「1年間の別居」「1年間の休職」を選択しました。
ごくごく普通ではあるものの、入社してから数年間積んできたキャリア。
出産や育児以外で2年もキャリアを中断する...これはとっても不安。
また、会社にも迷惑をかけてしまうという思いから、この決断をしました。
同様の決断を迫られている方の選択肢の参考になればと思いますので、ここでは別居から休職までの道のりをご紹介します。
◆1年間の別居を選択した理由
夫から海外赴任の話があった際、「一緒に行くか」「日本に残るか」をとても悩みました。
でも、下記の理由から1年間は別々に暮らすことに決めました。
1:お互いに慣れない海外生活だとすぐにケンカしそう
→寂しいものの離れて正解!別居中は離れている分、お互いに優しくなれました(笑)
→1年後の現在、夫は海外生活に少し慣れ、仲良く2人で暮らしはじめています。
2:今の仕事をすぐに引き継げる人がいない(後任を見つけてもらう時間が必要)
→会社には、休職の1年前から相談しました(会社の規模や仕事の状況によって異なると思います)。
3:仕事を2年間お休みすると金銭的に厳しい
→1年間は別居で働き続けたおかげで、海外生活の準備金を用意できました。
→イギリスで働くという選択肢もありますが、VISAの関係などで難しい場合もあります(詳しくはVISAの取得編に記入する予定です)
◆1年間の休職を選択した理由
夫の赴任期間は2年。
下記の理由から、残りの1年間は休職し、イギリスで一緒に生活することを選択しました。
1:もう2度とないかもしれない海外生活のチャンス!人生に1度でもいいからイギリスで暮らしてみたい
→ほんのちょっと前までの私に、海外で暮らすという選択は皆無でした。突然降ってきたチャンス。このチャンスを逃したら、海外で暮らすことはないかもしれないと思いました。
2:これまでストレートに歩んできた人生。神様がくれた小休憩かもしれない
→自分で言うのもなんですが...回り道せず、日々せかせかと生きてきました。今の仕事が向いているのかな?これから先は何がやりたいのかな?と思っていたところ、休職という選択肢がでてきました。
→神様がくれた小休憩。仕事から離れ、自分を見つめ直す時間をもらいました。
3:2年間の別居はちょっと寂しい
→実は新婚で迎えた海外赴任。2年間も別居、しかも海外で会えないというのは寂しいため、残りの半分は一緒に暮らすことにしました。
→でも、1年間は離れて妻の有難みを感じてもらおうとも思いました!笑
この結果、「1年間の別居」「1年間の休職」を選択した私。
この選択ができたのは、まだ子どもがいなかったということもあります。
海外赴任時のご家族の形態にもよるかと思いますが、こんな選択肢もあるんだなと参考になれば嬉しいです。
何が正解だったかは分かりませんが、1年間の別居を乗り越えイギリスで暮らし始めた今、こうして良かったなと感じることができています。